日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2019年4月】
2019.04.28(日) 「個展雑感その2」
何故個展をするか?私にとって絵を描くことが日常になっていることが当たり前で過ごしてきたので今まで余り考えなかったことに気がつきました。いつでも次の個展を決めて日常を過ごしていました。
それぞれの会場、季節そして何か新しい工夫を考えていました。前の個展でできなかったことや反省をふまえて次のことと思いながら。 あまり迷うことがなかったようですが、いつも炙られるような焦燥に心がさいなめられてそれから逃げる為に次は必ずもっと思いの伝えられる個展にと過ごしていました。
よく慌てて料理の準備をしたらなんだかまとまりなく作り過ぎなんてことをしがちな私にとって、よくテーマをしぼり会場全体でひとつの世界を味わってもらえるようにと考えています。後半年アッと言う間です。改めて文章にすることで頭の整理がついたようです。連休には、無関係な日々新緑の季節を楽しんで。
2019.04.17(水) 「個展雑感」
桜の咲く中個展を無事終わることができました。今回もいつも来てくださる方とたまたま初めてと言われるのと、たくさんのお話をさせていただきました。絵を描いているからこそ、お話できる出会いもあります。人間これもご縁と嬉しい毎日でした。
自分の絵を毎日見ていたら、次はこうとか、考えてしまいます。終わりのない迷路です。私の世界がまだまだかたまらず試行錯誤ですが、これが生きることなら、目一杯楽しんでいきたいです。
次は、11月からスタートの巡回展です。美しい春、新しい空気を体にいっぱい入れて、希望を持つことを忘れずいつか良い絵が、描けますように。またおいでください!!
2019.04.01(月) 「桜雑感」
いよいよ桜の季節になりました。待っている時は、いつ咲くのかを気にして咲き出せばお天気を気にしてなんだか毎年のことですが落ちつきません。私は京都ですのでいつでも近くに木がありこの頃は、こんなところにもあるのかと眼福楽しんでいます。関東に比べて先ず垂れの可憐な桜から山桜ソメイヨシノ、豪華な八重桜名前のある銘木、川沿いには必ず並木の桜、そして山に行くとなごりの桜なんて、1月は、楽しみます。
心には特別な思い出もあるのがお決まりです。そのひとつに円山公園のシダレ桜があります。もう40年も前まだ大学生のころ歩いて行けるところにいたので夜に見ようと盛りに行きました。公園の騒ぎも静まりライトに照らされた桜を少し寒い中見ていたら子鬼が花の中から覗いているように感じました。坂口安吾の満開の桜のしたのような世界を身近に感じました。怖さはなく、むしろ不思議な静まりの中絢爛に咲く桜に染まるような同化するような、そして毎年これを来年も見れるのかという思いにはかなさを感じました。
もう思い出の世界ですので、思い出すたびに美しさが増していくようです。今年は、少しゆっくり咲くようで桜鼠の夕方を歩きたいです。あと少しで個展です。桜を見ながら会場に通えるのは、とても嬉しいです。