日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2020年 5月】
2020.05.31(日) 「日本画の基礎 第1回 写生の基礎」
日本画の基礎を出来る限り説明してみようと思います。先ずは写生からしてみようと考えています。
まず日本画の写生は陰影をつけないで線のみで表現します。それゆえ形をどうとらえるか大事になります。
1.まず外形(輪郭)の3つのパターン
2.頭の中に平面を立体にイメージを変える
3.補助線を入れる リンゴが入る箱を考える
リンゴの肩(いちばん張っている)とお尻
① 中心線
②・③ 肩の張り
④ 斑点・すじの流れの方向
箱を描く
A ひし形を描く
B 縦線は同じ長さ
C 中心線
D お尻
4.方向を変える時の補助線
先に描いた箱をななめにする
←補助線の方向を意識
芯は先が少し太くなりゆるやかなカーブ
5.特徴 表面の斑点や筋、軸のつきかた、色、形
いろんな色を見つける
赤・緑・黄・オレンジ・紫・茶色は赤と紫色で表現
描くときの参考になれば幸いです。
2020.05.14(木) 「雑感」
いままでいつも目標があって、いつまでにこうしなくてはと思い、なるべく無駄のない過ごし方をしていたのが、だらだらとして1日がたって食事くらいが唯一の考えごとになっていることにびっくりです。
心の底にある苛立ち、テレビで伝えられる情報本当に正しいのかと。このいびつな日常を国民に強いて、このあとにどんなことになるのか、誰も責任を取らないだろうに。できれば前向きのことを言うべきですが、今そうすることが、自分でじぶんに嘘を言うことになる気がします。
医者の言うことを良く守る人の方がかえって良くないこともあると聞いたことがありました。先ずは、自分で考え正しいと思うことをして後悔のないようにしたいものです。
2020.05.02(土) 「雑感」
毎日アトリエの整理をしていると懐かしいものが出てきて、いろんな思いが浮かびます。その一つに、失くなった友人に関したものでした。何気なくもらっていたもの、彼は、写真家だったので長く私の作品の写真を撮ってくれていました。
時々撮影した写真の本や、ライフワークにしていた杉浦千畝に関した資料の作品等々それを改めて見た時、やっと気がついたこと、私は、どこかで、絵を描くことの方が上のような気になっていたのかもと、反省しても遅いのですが、彼の残した写真に、彼が浮かびます。シャッターチャンスのためにどれだけ探し待ち続けたことか、そんな話をあまり話さない人柄に、今、気がついたのです。
いつでもお願いすると、撮影をしてくれていたのですが、あまりプライベートなことを話さないのが、当たり前になっていて、お互い忙しくしているからと、思っていました。これも大事な思い出として心の引き出しにしまおうと思います。
生きていると、いろんな別れに思いが重なり引き出しが増えるのです。こんな思いも、今のこの我慢の毎日にいるから、気がついたようです。生きることを改めて考えます。